技術継承する職人
住職
住職 藤田慶水
禅宗の大学である京都の花園大学へ自坊より小僧をしながら通い、大学卒業後 西暦2003年より京都東山の臨済宗東福寺派の大本山東福寺専門道場にて、東福寺管長 更幽軒福島慶道老師に参禅し修行の門を叩く。西暦2009年 福島慶道老師 隠居後は福島慶道老師の法嗣である東福寺専門道場師家 幽松軒原田融道老師に参禅し西暦2012年まで約10年間の参禅ののち修行を了す。
日本画家
日本画家 丹羽優太
日本美術の特徴である<見立て、なぞらえ、しつらえ>を継承し、日本の伝統的な素材である墨や和紙を用い制作。近年は災害と人との関わりというものを、大山椒魚や鯰などの水生生物をモチーフとしながら描いている。1993年神奈川県生まれ。ジュネーブ造形芸術大学留学。京都造形芸術大学大学院首席卒業。
精進料理人
精進料理人 上田壱盛
精進料理店「矢尾治」の5代目。
大学卒業後、嵐山の料亭で3年間修業し、矢尾治に入社。 1868年創業の155年続く精進料理専門店「矢尾治」は、宗派を問わず京都の歴史ある寺院の御用達。 老舗5代目の伝統と歴史を受け継ぎながら、新しい食材や料理にも積極的に挑戦。
和蝋燭職人
Candle artisan: Koichi Tagawa
和蝋燭職人 田川広一
日本に10軒ある和ろうそく工房のうちのひとつ。
1887年(明治20年)に創業し、130年以上にわたって和ろうそく一筋に自然由来の植物素材を使い、伝統的な製法で手作りをしている。
古くから変わらぬ伝統的な和ろうそくを作り続ける一方、新型和ろうそくの開発や蝋の栽培プロジェクトの立ち上げなど、和ろうそくを次世代に引き継ぐためのさまざまな活動にも積極的に取り組んでいる。
日本刀研師
日本刀研師 田端眞人
幼少より、空手・柔道・剣道や様々な武道を始め、
13歳より河南省 嵩山少林寺へ武術留学。
帰国後、居合道(日本刀)や伝統芸能・邦楽器を始め、16歳より、和太鼓のプロ団体「舞太鼓 あすか組」に所属し、国内外の活動を経て、和太鼓・日本舞踊・尺八・篠笛を学ぶ。その後、「武士の式楽」としても知られる能楽のシテ方五流派の一つ、金剛流 二十六世 金剛永謹 宗家、二十七世 金剛龍謹 若宗家に師事。
現在、京都にてKyoto Samurai Experienceを立ち上げ、
様々な日本文化を発信している。
仏師
仏師 冨田陸海
高校卒業後、家業である仏像彫刻に従事するため父親に師事。親子三代に渡り、京都で「御仏像・京仏具」の製作に従事。時を重ね受け継がれてきた最高峰の技法を、京職人として見倣い、彫刻という分野の中で、各宗寺院の仏像や仏具など様々な製作に携わっている。
兄と共に独立後も、数々の寺院彫刻や仏像修復、皇室位牌修復などを手がけ、 2010年、その彫刻技術を生かしたシルバージュエリーブランド「睦海」を立ち上げる。